
「野菜をまったく食べない」
「決まったものしか口にしない」
毎日の食事のたびに、
ため息が出てしまうこと、ありませんか?
頭では
「怒りたくない」
「この子なりの理由があるのかも」
と思っていても、
つい
「どうして食べないの?」
「少しでいいから食べてみて」
と言ってしまって、あとで自己嫌悪…。
そんなふうに悩んでいる親御さんは、とても多いです。
偏食は「わがまま」ではないことがあります
実は、発達障害のある子どもの偏食には、
味そのものではない理由が隠れていることがあります。
たとえば――
- 口の中で感じる
「ざらざら」「ねばねば」した食感がつらい - 噛んだときの音や匂いが気になってしまう
- 熱い・冷たいなど、温度の刺激にとても敏感
- 食べ物の見た目だけで強い不安を感じる
こうした感覚の感じ方の違いによって、
本人にとっては
「嫌い」ではなく
「どうしても無理」「体が拒否してしまう」
状態になっていることもあるのです。
無理に食べさせるほど、苦しくなる理由
「栄養が心配だから」
「ちゃんと食べられるようになってほしいから」
その気持ちは、
親としてとても自然で、愛情そのものです。
でも、
子どもが強い不快感や不安を感じている状態で
無理に食べさせようとすると、
- 食事の時間そのものが怖くなる
- 親子でイライラがぶつかる
- 「どうせ怒られる」と心を閉じてしまう
こんな悪循環に入ってしまうこともあります。
まず大切なのは「理解しようとする姿勢」
偏食への関わりで、最初の一歩は
「食べさせる工夫」よりも「観察すること」です。
- この子は、どんな感覚が苦手なんだろう?
- 温度?食感?匂い?見た目?
- 同じ食材でも、調理法を変えたらどうかな?
たとえば
・少し冷ましてみる
・細かく刻む、やわらかくする
・別のお皿に分けてみる
それだけで、
「一口ならいけるかも」と
子どもが前向きになることもあります。
親がラクになると、子どもも安心します
発達の特性を知り、
「この子なりの感じ方があるんだ」と分かると、
- 必要以上に自分を責めなくてよくなる
- 子どもへのイライラが減ってくる
- 食事の時間が少し穏やかになる
そんな変化が、少しずつ起こってきます。
「ちゃんとした対応をしなきゃ」
ではなく、
「今できる関わり方を一緒に探せばいい」
それで大丈夫なんです。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です
もし今、
「うちの子も当てはまるかも…」
「どう関わったらいいのかわからない」
そう感じていたら、
ひとりで答えを出そうとしなくて大丈夫です。
お子さんの特性やご家庭の状況に合わせて、
一緒に“無理のない関わり方”を考えていきませんか。