苦しんだセミナー

　私が「心屋塾マスターコース」に通い始めたのは2019年12月でした。

　心屋塾マスターコースではカウンセリングを通じて人を救うための手法を学ぶとともに、自分を知り自分を救うための手法を学ぶことのできる場でもあります。

　受講期間は７ヶ月間で、私が受講している最中に新型コロナの流行が始まり、講座が一時中断するなど混乱しました。

　緊急事態宣言などの状況の変化がなければある程度の問題は起きたとしても、受講生みんながなかよく一緒に卒業できたんだろうなと思います。

　
　緊急事態宣言後、開催延期を要求するもの、オンライン開催を要求するもの、対面開催を要求するものと、受講生の間で意見が対立し、激しいバトルが３ヶ月にわたり繰り広げられました。

　互いを罵り、互いを傷つけ、とてつもなく苦しい３ヶ月でした。

　耐えられずに受講をあきらめる人もいました。

　私も卒業してカウンセラーになるという目標をあきらめかけましたが、マスターコース卒業生の先輩カウンセラーたちに相談しながらなんとか卒業試験に合格し、心屋認定カウンセラーになりました。

　あんなに苦しい思いをするとは思いませんでしたが、あの経験があったから自分の抱える数多くの観念に気づくことができ、人として成長することができました。

　新型コロナの影響なく滞りなく卒業していたら、どうやって悩み苦しむ人に寄り添えばいいのかもよくわからず、起業してからの困難な状況に対処することもできなかったのではないかと思います。

　
　試練や苦しみは必要な時、乗り越える必要がある時にやってきて、それを乗り越えることができれば幸せになっていけるのでしょう。

　
　これからも「心屋塾マスターコース」でたくさんの人が泣いたり笑ったりして幸せになって、自分が幸せになることで周りの人たちを幸せにしていってほしいなと思います。