朝早くから夜遅くまで仕事をしていて子どもと接する機会が少ないお父さん。
子どもは母親にはなついているけれども、父親には話もしてくれないというお父さん。
どうやって子どもと接していいのかすらわからないというお父さん。
そんな父さんでも、子どもと会話ができて、子どもに信頼してもらえるお父さんになれる方法があります。
自分が子どもの頃に、父親が一緒に遊んでくれなかった、父親とはほとんど会話をすることがなかったという場合には、自分が父親になった時、どう接していいかわからないのは当然です。
また、自分が子供の頃には、父親からは暴力まがいの厳しい接し方をされていた、という方は、わが子に対してもそういう接し方になってしまいがちです。
そんなお父さんが、子どもに信頼してもらえる、頼ってもらえるようになるためにすることは次の3つです。
1 子どもが興味を持っているものに興味を持つ。
2 傾聴と共感。
3 先入観を持たずに子どもと接する。
まず、子どもの興味を持っているものに親も興味を持つことです。
子どもがゲームに夢中なら、そのゲームを一緒にやったり、ゲームのキャラクターの話をしたり、一緒に楽しむことです。
子どもの頭の中にあるものを親も知ろうとすることが、一番の子どもに対する共感です。
そして、傾聴と共感です。
何十分でも何時間でも、子どもの話をしっかりと聞く覚悟で、共感しながら、子どもの言葉を否定することなく、穏やかに聞くことです。
次に、親が先入観を捨持たずに子どもと接することです。
普通はこうだとか、正しいとか正しくないとか、そういった判断をする前に、まずは子どもの言動を肯定的に受け入れてあげることです。
もし子どもが○○さんのものを盗んできたといった話をしたとしても、いきなり怒ったりするんでなく、「よく話してくれた」と肯定的に受け止めてあげることです。
そこで「それはけしからん」「良くないことに決まっている」という、善悪の判断をせず、なぜそうしたのか、何があったのか、気持ちをしっかり聞いてあげることです。
「どんな場合でもそれは良くないこと」というのは親の先入観です。
子どもには子どもの事情や考えがあります。
先入観を持たずに、親の立場ではなく、子どもの立場に立って子どもと接しましょう。
この3つを意識して子どもと接すれば、子どもはお父さんのことを信頼し、頼りにするようになります。
これは父親に限った話ではないのですが、子どもとうまく接することができない、会話ができないという悩みを持つ父親は母親に比べて多いようなので、お父さんに向けてこの記事を書きました。