自分があんなことをしたからこうなった。
自分があんなことをしなければこうなった。
そうやって「自分が悪いんだと」自分を責める人がいます。
これは「原因と結果」話です。
何か悪いことが起きたり、思うようにいかない時、
「何が悪かったのだろう?」
「何でこうなったんだろう?」
なんて考えることはありませんか?
ああしたから、こうなった
そうしなかったから、こうなった
と考えるわけです。
自分がが、あんなこと言ったからから、相手が怒った。
自分がこうしなかったから子どもが学校に行かなくなった。
自分の周りに起きることはみんな自分のせいだと思ってしまうんです。
それなのに、いいことが起きたときは、自分のおかげだとは思わないんです。
「ああしたから、こうなった」
「そうしなかったから、こうなった」
ほんとうにそうでしょうか。
どっちみちそうなっていたのです。
お皿を運ばなければお皿は割れなかった、
かもしれませんが、
お皿を持って行ったのはあなたは悪くないし、
お皿が割れたことも、あなたのせいではありません。
あなたがお皿を運ばなくても、
誰かがお皿を運んで割っていました。
というより、
もともとお皿は割れる運命にあったのです。
因果関係はないのです。
あるようで、ないのです。
自分を責めるために、原因と結果を勝手に結び付けているのです。
相手が怒ったのは自分のせい
家族が不幸になったのは自分のせい。
愛する人が病気になったのは自分のせい。
そうやって
自分を責めるために
「自分が悪い」という証拠を集めているだけなのです。
誰もあなたを責めてはいません。
自分が自分を責めたいから、
あるいは
自分が誰かに責めてほしいから
何かが起きた時に
自分が原因をつくったということ事実を探しているのです。
あなたが原因ではないのです。
あなたが悪いのではないのです。
自分を責めるのをやめて、
責められる自分でいることをやめて、
幸せになっていいのです。