「7つの習慣」は、全世界で3000万部以上売れたと言われる世界的ベストセラーとなっている自己啓発書・ビジネス書で、仕事・家庭・個人としての活動など、人生全般に共通の成功法則について書かれています。
「7つの習慣」に書かれた1番目、第1の習慣が「主体的である」です。
「主体性」と言う言葉はよく聞きますが、これはどういった意味なのでしょうか。
主体性というのは、自発的に率先して行動することだけを意味するのではなく、人として、自分の人生の責任を引き受けることも意味します。
主体的であるということは、つまり「現在の自分の人生は自分自身の選択の結果である」と考え、「したがってこれからの人生がどうあるかも自分で選択していくことができる」という考え方です。
生まれ持ったものや育った環境が人生に及ぼす影響は大きいかもしれません。
そのため、人生がうまくいかないことを環境のせいにしがちですが、人生が環境によって左右されるのなら、いつまでたっても「主体的」に生きることができません。
私たちは人間に与えられた「想像、良心、意思、自覚」という能力によって、どのような出来事が起ころうとも、その出来事が自分にどのような影響を与えるかを自分自身で決定することができます。
人生がうまくいかない、思い通りにならないと嘆く人は主体的であることを避けようとしている、自分以外の誰かのせいにしようとしているのかもしれません。
誰しも主体的に生きることができれば、「これまでとは違う生き方をする」という選択をすることができるのです。