心とお金のブログ

相談できない子どもたち

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 2022年3月に発表された国立成育医療研究センターの調査によると、中学生の35%が、仮にうつ状態になっても誰にも相談しないと考えていることがわかりました。

 

 

 この調査は2021年12月に感染症流行の影響を調べるために行われたものです。

 全国の小学5年~中学3年生に調査票を郵送し、約2400人から有効回答を得ています。

 つらい気持ちや体のだるさ、不眠といった典型的なうつ症状を示す子どもに関する文章を読んでもらい、その結果、全体の95%が「助けが必要な状態である」と回答しています。

 自分が同様の状態になった場合にどうするかという問いに対しては、中学1年生の36%が「誰にも相談しないで自分で様子を見る」と答えています。2年生は34%、3年生は35%です。

 小学生では5年生23%、6年生28%となっていて、多くの子どもが誰かに相談せず、自分で何とかしようと考えているようです。

 この調査では、小学生の9%、中学生の13%に中等度以上のうつ症状が見らていて、症状が重いほど「相談しない」と答えた割合が高くなっています。

 

 悩みが深くなるほど、相談する気持ちにもなれない、あるいは相談できる相手がいないから悩みが深刻になっていくのかもしれません。

 

 親が日頃から子どもの気持に寄り添い、共感し、子どもの心に向き合うことが大切なのだと思います。

 

 

 

 

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