毎年、お盆とお正月には帰省ラッシュが話題になります。
多くの方が帰省を楽しみにしていると思いますが、義務感でとりあえず帰省しているという人もいるでしょう。
夫の実家に帰省するのが苦痛だという女性の話を聞くこともあります。
親子の中が良ければ規制は楽しみなものになるでしょうが、親に会いたくはないけれど義務的に帰省するという人にとって、あまり気分のいいものではありません。
私はというと、独身時代は、親に帰ってくるように言われるのを断ることができず「せっかくの休みなのになんで実家なんかに帰らなきゃいけないんだろう」と思いながらしぶしぶ帰っていました。
結婚してからは、実家に帰って「結婚はまだか」とも言われませんし、子どもができてからは親は孫に気を取られているので、直接関わることが少なくなったので、帰省がそれほど苦痛ではなくなりましたが、実家というのは居心地がいいものではありませんでした。
心屋仁之助さんの「お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?」という本があります。
本に書いてあるのはこんな内容です。
第一章 お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?
「親不孝」を恐れなくてもいい
第二章 お母さんのこと、本当は嫌いかもしれない!
常識よりも自分の「好き」を大事にする
第三章 もしかして私、愛されてない?
「ない」を前提にするから愛がない
第四章 「お母さん、ありがとう!」って心から言える私になる!
「わたしだから、価値がある。」自分を認めて愛に気づく
第五章 好きなことをして生きる、最強の人生!
自分の価値観を手に入れたとき、自分の人生を生きはじめる
実家に帰るのがイヤなら帰るのをやめましょう。
「普通は」実家に帰るもの、「親に逆らってはいけないから」実家に帰らなければいけないって、それは自分が思い込んでいる自分の中の「常識」であって、それを守らなければいけない理由はありません。
自分がどうするかは、自分で決めていいのです。
親には感謝しなければいけないと多くの人は思います。
けれども、「親に感謝しなければ」と思えば思うほど親に感謝できなくなります。
親のことを大切にしなければいけないと多くの人は思います。
けれども、「親のことを大切にしなければ」と思えば思うほど親が嫌いになったりします。
親に感謝できない自分、親が嫌いな自分は人の道に外れているのだと自分を責める必要はありません。
親に感謝できない自分、親が嫌いな自分のことを受け入れましょう。
自分がやりたいことをやって、自分が輝いて、幸せであれば、それが一番の親孝行です。
盆と正月に実家に帰るとか、親の介護をするとか、そんなことはやりたくなければやらなくてもいいのです。
嫌なのに無理に親のためにと頑張っても、結局お互いが苦しくなるだけです。
もちろん、親子の仲が良くて、親のそばにいたい、親のために何かしてあげたいと思うならどんどんしてあげればいいのですが、親が嫌いで実家にも帰りたくないのなら、そんな自分の気持ちを大切にしていいのです。
実家に帰っても帰らなくても、自分が幸せになることが、生んでくれた親への最大の親孝行です。