心理カウンセラー・税理士
真鍋良得(まなべりょうえ)です
世の中にはお金を増やすためのノウハウを書いた本がたくさん出回っています。
ネット上でも、無数のビジネスで成功するためのノウハウがあります。
起業や副業で収入を得たい人、お金を増やしたい人は、それらのノウハウを見てやってみるのですが、お金が増える人と増えない人がいます。
なかにはそれらに手を出したために自己破産や家庭崩壊といった結果が待っていたという人もいます。
失敗するのは、やり方が間違っていたとか、十分な時間をかけていなかったとか、それぞれの理由がありますが、多くの人が気づきにくい原因が「あり方」が間違っているというものです。
こうすればうまくいくという「やり方」だけを学んでも「あり方」に問題がある場合は、なかなか成功しないし、一度は成功したように見えても、その後成功への道から転落していくということがあります。
「あり方」というのは、お金に対するどんなイメージを持っているかという、お金に対する観念です。
お金をもうけるのはいいことだ、素晴らしいことだという肯定的な観念を持っているのか、お金をもうけるのは汚ないこと、悪いことだという否定的な観念を持っているか、といった、お金に対して自分がどんなイメージを持っているかを知ることが必要です。
お金に対するイメージは人によってずいぶん違います。
ある会社では、社長はたまにしか会社に顔を出しません。
そのことについて、従業員のAさんは、「たまにしか会社に来ないのになんであんなに高い給料をもらっているんだ、こっちは毎日8時間しっかり働いて時々残業までしてこれだけしか給料をもらえないのに」と怒っています。
同じ会社の従業員のBさんは、社長が高い給料をもらうのは当たり前のことだと思っていて、そのことについて全くなんとも思っていません。
Aさんには、がんばらないとお金をもらってはいけないという観念があるのです。
こういった、お金に対する自分のイメージ、お金に対する観念を変えることで、自分の周りのお金の流れが変わります。
うまくいっている人のやり方をまねてもうまくいかない時は、あり方を変えることを考えてみましょう。